社会福祉法人 蓮花苑
社会福祉法人蓮花苑は多摩地域で認可保育園、児童養護施設を運営している法人です。
当法人が運営する「れんげ学園」は、東大和市にある児童養護施設です。子どもたちの安全な暮らしを守る生活支援に加え、地域支援やショートステイ事業など、地域の子育て世帯を支える多面的な福祉サービスも展開しています。
1. 事業について
れんげ学園では不登校児童の居場所事業「ぶらんこ」を運営しています。3つの「あ」(ありのまま・ありがとう・あそび)を大切に、子どもが次のステップへ進むエネルギーを蓄える場を提供しています。
2. 「ぶらんこ」の名前の由来と大事にしたい3つの「あ」
事業名「ぶらんこ」には、「立ったり座ったり」、「進んだり戻ったり」、「押してもらったり一人で漕いだり」と、子ども自身がその時々の過ごし方を自分で選べる場所でありたいという思いが込められています。
本事業では、関わりの中で3つの「あ」を大切にしています。
「ありのまま」:着飾らず、そのままの自分を出して安心して過ごせること。
「ありがとう」:些細なことでも感謝を伝え、子どもが自分を大切に思える(自己肯定感を高める)時間をつくること。
「あそび」:一緒に楽しく遊ぶ中で、心に少しでも「あそび(余白・余裕)」を感じられるようにすること。


3. 地域の課題やニーズの状況
市の関係機関から「不登校児童の居場所がない」という課題が共有されました。様々な環境で生きる子どもたちや、そうした子どもと家庭で向き合い続ける保護者にとって、少し肩の力を抜いて「ありのまま」でいられる、そして次のステップへ向かうエネルギーを養う最初の一歩となる場所が求められていました。
4. 取り組み内容と連携先
不登校の小中学生を対象とした居場所を運営しています。遊びや制作、学習、おしゃべりなど、子どもが「やりたい」と思うことに自分のペースで自由に取り組めるほか、児童指導員や保育士、心理職、ファミリーソーシャルワーカーなど施設で培った専門性を持つ多職種スタッフがチームで寄り添います。また、市の教育相談室やスクールソーシャルワーカー、学校、こども家庭センターなどと密に連携し、見守りや情報共有を行っています。
5. 取り組みの効果と今後の展開
年間を通じて利用児童が途切れない体制となり、教育相談室等からの紹介件数も増加しています。スタッフとの信頼関係が深まる中で「ありのまま」の自分を出せるようになり、表情が柔らかくなる、自信を取り戻すなど、次のステップへ向かうエネルギーを蓄える効果が実感されています。今後は、学校や関係機関との定期的なケース検討や周知活動をさらに強化し、地域全体で子どもと家庭を包み込むネットワークづくりに努めていきます。



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