社会福祉法人の
地域における実践

「東京善意銀行に寄せられた遺贈を活用し、地域課題に取り組むための助成事業」
にて活動経費の一部を助成させていただきました。

取組みのきっかけ

檜原村にある特別養護老人ホームでは、過去の大規模台風で高齢者が地域のコミュニティセンターに避難した際に、冷たい床でとても休めなかったということを聞いていました。当法人としても何か力になりたいと思っていました。実際の災害時には地域住民の手も借りながら避難受入れを行うことが予想され、自治会長に相談したところ、ぜひ一緒に取り組みましょう、との声をいただきました。今回段ボールベッドを（助成金で）購入し、その組み立てや使い心地の確認を施設と地元の方と一緒に行うことで合同防災訓練を実施しました。

取組み内容

段ボールベッド保管用の倉庫と段ボールベッド32セットを購入しました。地元住民の方４名、近隣の老人ホーム防災担当職員１名が来園し、それぞれが実際に段ボールベッドを組み立て、寝転がり、分解等の体験をし、感想について共有することができました。

取組みの効果

想像していたよりも段ボールベッドが硬く、実際寝る際には何か敷いた方が良いとわかりました。今まで施設に来園したことがない住民の方にも、興味をもって参加していただけました。

今後の展望

自治会及び施設にて、不足分を少しずつ補っていき、必要に応じて村に共同で要望を出しながら、災害時の役割分担と物品の手配について、充実を図りながら明確化していく予定です。