社会福祉法人の
地域における実践

【令和7年度地域課題に取り組むための助成事業 助成法人】
＊この取組みには、当協議会が実施する「令和7年度 地域課題に取り組むための助成事業」にて、活動経費の一部を助成させていただきました。

活動概要

社会福祉法人太陽会（保育園）と、社会福祉法人聖風会（高齢者施設）が連携し、地域商店や近隣大学の協力を得て、多世代が繋がり合う地域をめざし令和7年10月18日（土）　元町ひだまりさくらマルシェを開催しました。

取組みのきっかけ

社会福祉法人太陽会 千住保育園と、社会福祉法人聖風会 千住桜花苑・グループホーム千住さくらがある足立区千住元町は高齢化が進み、買い物や人との交流が困難な高齢者が増えています。また、核家族化の影響で世代間の交流も減少し地域のつながりが希薄になっています。
こうした課題に対応するため保育園と高齢者施設で連携し、何かできることはないかと話し合いマルシェを開催することになりました。

連携先

マルシェ実現に向けての広報活動。千住元町町会をはじめ、近隣大学・地域商店・包括支援センター、そして保育園保護者と多くの方から賛同いただくことができました。

元町ひだまりさくらマルシェ開催

オープニングセレモニーとして保育園年長児による和太鼓演奏から始まったマルシェ。主催側に保育園があったことで、園児や保護者、卒園した小学生の来場も多く、開場前からにぎわいを見せました。

１４店舗が出店し、どのお店も大盛況でした。忙しい店舗にはサッと町会の方が手伝いに入り、蚤の市では売り手のおばあちゃんと小学生とのやりとりが見られ、まさに「地域の場」の一つになったと感じています。

フィニッシュの健康体操。高齢者を対象にしていましたが、若い世代もたくさん参加し楽しく身体を動かしあっという間の3時間でした。

マルシェを終えて

初めての取組みでしたが、400名を超える来場者がありました。保育園児や小学生、大学生・子育て世代・高齢者と幅広い世代が参加し、目的としていた買い物支援・多世代交流の促進・地域全体の活性化につながった活動になりました。

想像を超える来場者数だったため、早々に売り切れてしまう店舗もあり、次年度は規模を拡大して行う予定です。継続してマルシェを開催することで、さらなる地域の活性化やつながりを促進し、重層的支援の場や施設見学会を取り入れながら福祉現場への関心も育んでいきたいと思っています。