地域とともに歩む勝山学園
東京都社会福祉事業団 勝山学園
アートを通じた支援
地域のネットワークによる活動
北多摩エリア
東村山市
2025.02.21

東京都社会福祉事業団 勝山学園
千葉県安房郡にある東京都勝山学園は、地域の方々へ向けた、①「かっちゃま祭(園祭)」などの行事に地域住民の方々を招待して交流の場とする、②災害時、緊急避難所として開放、③園の備品の貸し出し、施設の開放、などを行っています。
令和7年2月21日掲載
法人概要
東京都社会福祉事業団は現在、都立の児童養護施設6か所、障害児入所施設3か所及び障害者支援施設3か所(うち2か所は障害児施設との併設)を指定管理者として運営しています。また、東京都から移譲を受けて平成27年4月から障害者支援施設「日野療護園」、さらに、平成30年4月から障害者支援施設「希望の郷 東村山」の自主運営を開始しました。
取組み内容
【「かっちゃま祭」に地域住民を招待】
11月に開催している「かっちゃま祭」(園祭)に住民を招待し、アトラクションや出店を楽しんでいただいています。コロナ前制限なく開催していましたが、コロナを契機に小学生以下の子どもたち及びその保護者を対象として開催しました。令和6年度は300名の参加がありました。今後は対象を拡大していく方向で準備しています。また、春秋に開催しているお楽しみ会では、地域小学生を招待し、様々なゲームを学園児童とともに楽しんでいます。アトラクションや飲食を通じ、学園児童及び職員と地域住民が交流することにより親睦を深め、日常的な関わりが促進されています。加えて地域住民同士の情報交換の場としても機能しています。
【災害時の緊急避難所として開放】
毎年、地域防災訓練の避難集合場所として提供しており、学園の防災訓練にも地域住民の方々に参加いただいています。勝山学園のある鋸南町は海から近く津波被害や台風被災の危険度が極めて高い地域となっています。その中である程度の海抜があり(ハザードマップ上では15mの津波でも被災しない地区)、加えて近隣にある唯一の鉄筋コンクリート建築のため安全性が担保されており、近隣住民にとって安心できる避難所と認知されています。令和元年の台風被災の際は30名の地域住民が避難し一夜を過ごしています。
また、地域の総合防災訓練の避難場所として年2回開放しています。
【備品の貸し出し、施設の開放】
かき氷機、椅子テーブル、テントなど園所有の備品を地域の要望に応じて無償貸出しています。また、体育館など学園施設も運営に支障のない範囲で貸し出しています。加えて、ブランコなどの遊具のある広場やグラウンドなどは日中常時開放しており、事務所にお声がけいただくことで多くの地域の小中学生が利用しています。体育館やグラウンド、図書室などは、日常的な憩いの場となっているとともに、地域バレーボールチームの練習場所や、福祉団体の交流場所として活用していただいています。
こうした地域の方々との連携を深めていけるような取組を今後も継続して実施していきます。
東京都社会福祉事業団 東京都勝山学園
〒299-2115 千葉県安房郡鋸南町下佐久間1469
電話番号:0470-55-0541(代表)
ホームページ https://www.jigyodan.org/katsuyama-gakuen/