バット博士記念センター~親と子のそばで、そっと寄り添う仲間になりたい
社会福祉法人 基督教児童福祉会 (HPはこちら)
地域のネットワークによる活動
地域住民の交流
子育て支援
居場所作り
相談事業
南多摩エリア
町田市
2025.07.23

法人概要
1952年 社会福祉法人 基督教児童福祉会 設立認可
1957年 小舎制モデル施設として世田谷区に養護施設「バット博士記念ホーム」として認可を受ける
1976年 町田市に新築移転
2002年 町田市と連携して、子どもショートステイの家「マルガリータ」開設
2017年 ホームスタート事業「ホームスタートいずみ」を開設し、家庭訪問型の子育て支援を開始
2020年 子育てひろば「いっぽいっぽ」を児童養護施設の空き居室を利用して地域の親子に開放
2023年 在宅福祉部門として「バット博士記念センター」に統合する
2025年 子どもの居場所「とよっち」を近隣の多世代交流スペースを使い月に2回開催
取り組みのきっかけ
社会福祉法人 基督教児童福祉会では、70年にわたって、家庭生活が困難な子どもと保護者の支援をおこなってきました。2002年、町田市と連携をして子どもショートステイの家「マルガリータ」を開設し、地域の子育て家庭の支援を開始。
町田市内でも核家族化が進み、子育て家庭の孤立が年々深刻化してきており、虐待の相談件数が増加している。私たちの法人では、「ここで待つ支援」(児童養護施設)だけではなく、その人のところに出向いて伴走しながらできる予防的な支援はないだろうか?と考え、「ホームスタート」と言う仕組みを使って、家庭に訪問をして親子に寄り添う子育て支援を2017年より開始しました。
また、2020年より児童養護施設の空いている居室を利用して「子育てひろば」を開設。「人と人とのつながり」を大切にする小規模な子育てひろばだからこそ、ひとりひとりの顔が見える、親の気持ちを汲み取りやすく、話がしやすい広場となりました。
2025年より、地域にある多世代交流スペースを借りて、地域の小学生や中学生を対象にした「こどもの居場所」を月に2回夕方の時間を利用して開催しています。
地域子育て支援・バット博士記念センター
<子どもショートステイの家・マルガリータ>
保護者の病気や出産、家族の介護、リフレッシュしたいなど、一時的に養育できない時にお子さんをお預かりします。お子さんが安心して過ごせるようなあたたかな雰囲気と優しいスタッフが迎えてくれます。
<家庭訪問型子育て支援・ホームスタートいずみ>
子育て経験のある先輩ママボランティアが6歳未満のお子さんのいる家庭に訪問して、親子と一緒に遊んだり、家事を手伝ったり、ママのお話を聴いたりするボランティア活動です。
<子育てひろば・いっぽいっぽ>
週に3回児童養護施設の空き居室をお借りして、専任のスタッフを置き子育てに対して前向きに捉えていく力を高めていくことを支援しています。月に4回親に無料のランチを提供し、食事を通して人と人とのつながりを持つ機会つくります。
<こどもの居場所・とよっち>
月に2回、地域の多世代交流スペースをお借りして、夕方の時間におやつを用意して小学生や中学生が自由に出入りできる場所を開けています。まだ始めて間もないため、今は、おやつを食べながらたわいもないことを大人と喋るそんな場所になっています。
<里親支援>
児童養護施設のソーシャルワーカーや臨床心理士が里親に対する相談援助や研修を行っています。
今後の展望
法人内の専門性を生かしながら、地域の関係機関や地域のボランティアとの連携の中ではぐくむ地域子育て支援をさらに進めていきます。現在ある事業は、それぞれの働きを担いながら連携できる部分は情報を共有しながら協働し、また地域の親と子のニーズに対応できるような新たな仕組みを作っていきます。
社会福祉法人 基督教児童福祉会