社会福祉法人の
地域における実践

おおた福祉ネット（大田区社会福祉法人協議会）

地域共生社会の実現に向けて「重層的支援体制整備事業」について、ネットワークの方々と今後の目指すべき方向性を共有しました。

令和４年６月20日掲載

◆おおた福祉ネット全体会

平成27年度に本ネットワークを設立し、現在、区内に法人本部、事業所を所有する41法人が加入しています。年に２～３回、加入法人の全体会議（全体会）を開催し、法改正や福祉施策等に関する研修会、地域の公益的な取組についての事例紹介、情報交換会等を行っています。

令和３年度は、オンライン（Zｏｏｍ）を活用し、全体会を開催しました。今回は、十文字学園女子大学の今井伸先生をお招きし、「重層的支援体制整備事業について」の基本的な内容についてご講義いただきました。地域の福祉課題の解決に向けて、分野を超えたあらゆる機関との連携が必要とされる中、社会福祉法人としての役割や目指すべき方向性について、ネットワークの皆様と共有することができました。

また、講演会終了後、エリアごとの情報交換会を行いました。1年ぶりの開催であったため、参加法人の方からは「コロナ禍において、他法人の様子などを知る機会となった」「他法人の事業の運営状況や感染対策の工夫など、いろいろな話が聞けて良かった。」「このような機会をもっと増やしてほしい」などの意見をいただき、あらためて情報交換の機会が重要であることを認識いたしました。

オンライン（Zoom）を活用して全体会を開催しました.

◆今後に向けて

令和元年度から区内４つのエリアごとに、より身近な地域の課題や情報を共有する情報交換会（エリア展開）を開始しましたが、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、活動が休止状態となっていました。今年度は、幹事法人を中心に、エリアでの情報交換会や地域の福祉課題の共有など、より地域に密着した取り組みを展開していきたいと考えています。