出前オンライン授業「地域ニーズ開発(移動支援)」から市移動支援従事者養成研修への展開
日野市内社会福祉法人ネットワーク
地域のネットワークによる活動
南多摩エリア
日野市
2022.06.20

日野市内社会福祉法人ネットワーク
明星大学の人文学部福祉実践学科1年次生向け「地域ニーズ開発」において、本ネットワークとして2年ぶりの講義をオンラインで行いました。社会福祉法人の職員や利用者のほか、福祉サービス事業者の職員も連携し、学生が具体的な行動のきっかけが得られるよう「日野市移動支援従事者養成研修(学生など若年層向け)」の案内も併せて行いました。
令和4年6月20日掲載
障害児(者)を支援する人材不足が地域で深刻化するなか、社会福祉法人のみならず福祉サービス事業者とも連携して意見交換を重ねた中で、将来の福祉人材に積極的に働きかけていこうという共通認識が生まれました。
そこで、市内にある明星大学人文学部福祉実践学科「地域ニーズ開発」において機会をいただき、これまで何度か講義を行ってきました。令和元年10月以来、2年ぶりの講義となった今回は、社会福祉法人や福祉サービス事業者の職員が役割分担をして、オンライン講義で「障害の理解」や「移動支援事業」、「福祉の仕事の魅力」等について伝えました。
1. 明星大学人文学部福祉実践学科1年次生向け講義「地域ニーズ開発」
【開 催 日】令和3年10月13日(水)14:40~16:10
【開催方法】オンライン(Zoom)
【受講対象】明星大学人文学部福祉実践学科1年次生(60人)
【内 容】障害の理解、移動支援事業、福祉の仕事の魅力など
2. 日野市移動支援従事者養成研修(座学講師・実習受け入れ・フォローアップ研修)
令和3年度から日野市社会福祉協議会が日野市から受託した研修事業ではありますが、組み立て段階からネットワークに加盟する社会福祉法人および市内福祉サービス事業所の職員と、日野市担当課の職員とが連携して作り上げてきた事業ですので、研修運営も役割分担をしながら協力して進めました。
研修受講者 7人(所属:明星大学、日本女子大学、工学院大学、市内放課後デイ支援員)
〇座学
全員が10代から20代である受講生7人に向けて、研修全体のオリエンテーションの後に移動支援従事者として必要となる事業の理解やプライバシー保護などの講義を行いました。
【開 催 日】令和3年10月31日(日)10:00~14:30
【開催場所】日野市立福祉支援センター
【内 容】移動支援事業について、個人情報とプライバシー保護、移動支援のあれこれ、など
【講 師】市内福祉サービス事業所(なごみ在宅介護サービス日野、生活介護とちのみ)
〇施設実習
社会福祉法人施設で受講生を受け入れ、移動支援事業の利用対象になりうる利用者と活動を通じて接する実習を行いました。
【実施期間】令和3年11月1日(月)~19日(金)
【受入施設】工房夢ふうせん、放課後デイぷらたなす、光の家就労ホーム、あおいとり日野
〇外出実習
社会福祉法人が運営するグループホームの利用者と職員の協力を得て、市内にある多摩動物公園において社会福祉法人の職員がサポート体制を取りながら半日を一緒に過ごす外出付添実習を行いました。
【開催日】令和3年11月21日(日)9:00~13:00
【内 容】多摩動物公園においてグループホーム利用者とマンツーマンでの外出付添
【協力施設】グループホーム夢の家・光の家障害者グループホーム、なごみ在宅介護サービス日野
〇研修振り返り・修了式
午前中の外出実習を受けて、受講生の気づきや感想を共有した後に各講師からの評価を行いました。その後、日野市障害福祉課課長より修了証が手渡され、受講生7人が揃って研修修了生となることができました。
【開催日】令和3年11月21日(日)14:30~17:00
【内 容】午前中の外出付添の共有、座学の内容の振り返り
【講 師】工房夢ふうせん、放課後デイぷらたなす、ケアホームあおいとり、なごみ在宅介護サービス日野、日野市障害福祉課、日野市社会福祉協議会
〇フォローアップ研修
移動支援従事者としての活動を通じながら個々に事業所でのOJTを経験してきた修了生が約4か月ぶりに集まり、社会福祉法人の職員によるグループワークによる事例検討や、研修内容の振り返りなどを通じて、各自の活動を振り返るフォローアップ研修を行いました。また、修了生同士のつながりが深まるよう交流会も行いました。
【開 催 日】令和4年3月6日(日)
【開催場所】生活介護とちのみ
【指導協力】放課後デイぷらたなす、なごみ在宅介護サービス日野、日野市障害福祉課
障害者週間行事でのパネル展示