地域の愛情がたっぷりのお弁当(スマイル食堂)
社会福祉法人武蔵野会 小平福祉園
地域住民の自立生活支援
子育て支援
災害時の支援等
北多摩エリア
小平市
2024.03.12

社会福祉法人武蔵野会 小平福祉園
スマイル食堂は小平福祉園の施設を地域に提供し、地域の皆さんが取り組んでいる活動です。毎月第2第4土曜の12:00~18:00に小平福祉園の玄関前で手作りお弁当とフードロスの食材やお菓子などを配布しています。大人300円、18歳までの子どもは無料です。
【令和5年度地域課題に取り組むための助成事業 助成法人】
令和6年3月12日掲載
この取組みは、当協議会が実施する「令和5年度地域課題に取り組むための助成事業」にて、活動経費の一部を助成させていただきました。
法人概要
社会福祉法人武蔵野会は、「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」を法人理念とし、「児童養護施設」「特別養護老人ホーム」「障害児・者支援施設」「相談支援事業」などを東京都八王子市、世田谷区、練馬区、千代田区、小平市、大島町、静岡県御殿場市に25施設120事業を展開しています。
小平福祉園は施設入所支援、生活介護、就労継続型、児童発達支援、放課後等デイサービスなどを行っている多機能型の事業所です。
取り組みのきっかけ
平成28年に小平福祉園の立て替えが終わり、近隣中学校(6中)に挨拶に行ったところ、中学生の状況(引きこもり、発達障害、不登校、生活困窮など)を伺い、何か福祉園でできることはないかと連携を深め、学習場所や居場所、部活、家族の面談場所の提供、生徒のボランティア活動などを実施している中から「こども食堂(だれでも食堂)」の立ち上げの提案がありました。
取り組みの内容
大鍋での調理は力仕事
平成29年6月に子ども食堂の立ち上げの意向を小平市社会福祉協議会に伝え、社協(生活相談支援センター)、6中経営協議会、地区民生委員、地域包括等と連携のもと、平成29年に12月に試食会、平成30年2月より、月1回の土曜日の昼食を開始、令和2年2月まで毎月継続しました。350食を超えることもあり、ボランティアは毎回30名以上、来園者は口コミで広がり、障害のある当事者(児)とその家族、中学生、近隣の親子、高齢者、福祉園利用者(児)とその家族など多岐にわたりました。
令和2年3月から6月までは、コロナのため休止としましたが、令和2年7月より月1~2回の土曜日、お弁当配布に変更して再開しました。生活困窮や困りごとを抱えている方には、社協・子ども家庭支援センター、地域包括などから無料券を配布したり、お弁当のお届けも実施しています。再開当初はボランティアも限定していましたが、コロナが落ち着いた頃から調理にもボランティアの受け入れを再開し、令和5年からは毎回250食以上を作っています。
中学生は部活終わりにお弁当
お弁当屋さんのように流れ作業で
取り組みの効果
取り組みを通して、多様な地域の方が来園したり、活動に協力していただいたりすることで、ますます地域での繋がりの大切さを実感しています。これからも、活動を通して、福祉施設が地域の中で多くの役割を担っていきたいと思います。
スマイル食堂チラシ